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フラーレン(C60フラーレン)は、宇宙や炭素鉱脈、高級墨などにも見られ、生体内抗酸化作用(抗老化作用)が強く、皮膚表面からでも吸収します。抗酸化作用では太陽光の紫外線β波によって、細胞内にパーオキシド過酸化水素が発生し、DNAを傷つけて細胞にダメージを与えます。表皮内では角質層の脂質であるセラミド、スクワレンも紫外線を受けて、ヒドロカルオキシドを産出し、これが細胞にダメージを与えるのです。これを強く抑制するのが、皮膚及び皮下での抗老化作用の強い特性があるフラーレンです
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| ビタミンCは酸素や熱に弱く、化粧品としての利用は従来困難でした。それがビタミンC誘導体の出現で様子が一変したのです。肌の表面から基底層に届いて、リン酸化合物が遊離し、アスコルビン酸(ビタミンC)として効果を現し、美白(メラニン合成の阻害、シミ、ソバカスの治療)、肌への抗酸化作用、コラーゲンの産出等の働きがあります。ビタミンEも抗酸化物質です。ビタミンC等の水溶性抗酸化化合物と協同し、紫外線等により誘起される酸化的ストレスから皮膚を守る働きを持っています。 |
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| しかしビタミンE自体は化学的に不安定で、極めて酸化されやすい上に、油状であるため製剤処方に自由度が少ないという課題がありました。ビタミンEリン酸ナトリウムはそれらを解決したもので、皮膚内にある脱リン酸酵素により効率良く、ビタミンEに変換される水溶性ビタミンE誘導体(TPNa)、優れた抗酸化、抗炎症作用を発揮します。ビタミンEラジカル(VE)を抑制還元するのは、生体内に分布するビタミンCとコエンザイムです。つまり生体内代謝の化学反応によって遊離基が生じても、それを消去する機構が充分に働いている若い時には、過酸化脂質の蓄積は起こりませんが、高齢化とともに増加するのです。 |
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佐野 徹 Toru Sano
昭和23年福岡市出身。筑紫丘高校、独協医大卒業。同54年九州大学医学部産婦人科教室、同56年昭和大学医学部形成外科教室に入局。虎ノ門病院、前橋日赤病院形成外科を経て、同62年聖マリア病院形成外科部長に。平成2年福岡市にて形成外科・美容外科「佐野クニック」を開業。日本形成外科学会認定医・日本美容外科学会正会員医学博士 |
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